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コンタクトレンズを通販で買おうとすると、商品ページに 「BC」「度数」「DIA」 という
欄が並びます。数字を選ぶだけの作業に見えます。ところが店を移ると項目の分かれ方が
変わっていて、手元の紙のどこを見て何を選べばいいのかが、そのたびに分からなくなりました。
先に結論を書きます。
順番はこうです。 ①眼科で検査を受け、自分に合うレンズの種類とデータを確定させる → ②その商品名とデータを、そのまま写せる店を探す → ③入力欄の作りと、写し間違えたときの扱いを確かめる 通販は、確定したものを買い直す場所です。画面で決めるものではありません。
以下、アットレンズ、アイ・ライフ・コンタクト、クリアコンタクト、レンズアップルの
4社が公開しているよくある質問・ご利用ガイド・規約・商品ページを並べます。
同じBC・度数・DIAという情報なのに、入力のさせ方は社ごとに違っていました。
注文の前に決まっていること
通販の画面を開く前に、決まっているべきものがあります。どれも通販の規約では
解決しません。
- レンズの種類(1日使い捨てか、2週間か、1ヶ月か。乱視用か、遠近両用か)
- 左右それぞれの度数(画面では「度数」「POWER」「PWR」と表記が分かれます)
- BC(ベースカーブ)と DIA(直径)
4社とも、公開ページで眼科の検査・定期検診を受けるよう案内しています。
アットレンズはよくある質問に「コンタクトレンズは大切な眼に直接つけてご使用いただく、
高度医療機器でございますので、医師の検査を受けた上でご注文ください。」、
アイ・ライフ・コンタクトは「眼の安全のため、どんなレンズをお求めの場合でも、
必ず医師の定期検診はお受け下さい。」、クリアコンタクトは規約ページに
「必ず眼科にて処方されたレンズをご注文のうえ、ご使用くださいますようお願い申し上げます。」
と書いています。
つまり画面でやるのは、選ぶ作業ではなく写す作業です。
同じ値なのに、入力のさせ方が社ごとに違う
| 画面で選ばせるもの | DIAの扱い | 左右の指定 | |
|---|---|---|---|
| アットレンズ | 「BC / 度数」のセット選択。乱視用は追加で乱視度数の選択欄 | 商品側で固定。入力欄は確認できず | 両目分の選択欄を表示 |
| アイ・ライフ・コンタクト | 商品ページの入力欄は今回確認できず。よくある質問には「BC(ベースカーブ)」「度数」の語が登場する | 確認できず | 確認できず |
| クリアコンタクト | 「右目BC」「右目POWER」「左目BC」「左目POWER」の4つのプルダウン(すべて必須) | 商品側で固定。入力欄は確認できず | 左右別に必須 |
| レンズアップル | 「BC/DIA」を一体の選択肢として選び、別に「PWR」を選ぶ | BCと同じ選択肢に同居。商品ページには「DIA(直径):14.2mm」の表示 | 今回確認できたのは選択欄の構成まで |

アットレンズとクリアコンタクトは、BCと度数を別の項目として両目分選ばせます。
アットレンズの商品ページには「左BC,右BC,左度数,右度数を指定してください」という
警告の文言が入っていて、4つ指定しないと先に進まない作りだと分かります。
クリアコンタクトはさらに項目名が明示的で、4つのプルダウンすべてに「(必須)」が
付いています。
レンズアップルは分け方が違います。BCとDIAが一体の選択肢になっていて、
度数はPWRという別の欄で選びます。同じような商品を買うのに、画面に出てくる
選択欄の数も名前も揃っていません。
アイ・ライフ・コンタクトについては、商品ページの入力欄の作りを今回確認できませんでした。
よくある質問の文中に「BC(ベースカーブ)」「度数」という語が出てくるところまでです。
入力欄が存在しないという意味ではありません。確認できていない、という意味です。

横に並べても、比べられない数字
ここで注意したいのは、上の表が商品の違いを表していないことです。
DIAはアットレンズ・クリアコンタクトでは商品側で固定されていて、選ばせません。
レンズアップルではBCと同じ選択肢の中に入っています。同じ値が、片方では
画面に出て、片方では出ないだけです。だから「入力欄が多い店のほうが細かく
選べる」とは言えませんし、逆も言えません。4社とも公開ページでは扱っているものを
正規品だと説明していて、アットレンズは「当店の商品は国内正規品をメーカーから
入荷しております。」と書いています。
商品ページに出ているBCやDIAの数字は、
自分の値と合っているかどうかでしか意味を持ちません。
店をまたいで数字の大小を比べる対象ではありません。
では何を見るか。3つです。
1. 自分のデータが、その店の選択肢の中にあるか(刻みや範囲は商品ごとに違います)
2. 画面の欄が、手元の紙のどの項目に当たるか(名前が「度数」「POWER」「PWR」と揺れます)
3. 写し間違えたまま届いたら、どうなるか(ここが本題です。後半で見ます)
手元のどこから、どの値を写すか
| 画面に出てくる欄 | 何の値か | 写す元 |
|---|---|---|
| BC・ベースカーブ | レンズのカーブ | 眼科で受け取った処方箋、または今使っているレンズの外箱・個包装の表記 |
| 度数・POWER・PWR | 度数 | 同上。左右で違うことがあります |
| BC/DIA(レンズアップル) | カーブと直径が一体になった選択肢 | 同上。商品ページのDIA表示と手元の値が合っているかを見る |
| 乱視度数(アットレンズの乱視用) | 乱視用に追加される指定 | 処方箋 |
写す元として最も確かなのは、眼科で受け取った処方箋です。
レンズアップルは、提出を求める処方箋に何が書かれている必要があるかまで
公開しています。「提出していただく処方箋には、以下の内容がすべて記載されている
必要がございます。・患者様名(フルネーム)・商品名およびレンズデータ・発行日および
有効期限・医療機関名および医師名」。
この4項目は、そのまま手元の紙が写す元として使えるかどうかの判定に使えます。
商品名とレンズデータが書かれていない紙からは、そもそも写せません。
同じページには「メガネの処方箋では、コンタクトレンズは購入いただけません。」
とも書かれています。
他の3社が同じ内容を求めていない、という意味ではありません。
公開ページでの書き方の細かさが違うだけです。
処方箋の提出を求められる商品がある
| 提出の求め方 | 対象の決まり方 | |
|---|---|---|
| アットレンズ | 商品一覧の該当商品に「※当商品は処方箋の提出が必要です。」と個別表示 | 商品ごと |
| アイ・ライフ・コンタクト | 「現在では、ジョンソン&ジョンソンとボシュロムとクーパービジョンの商品をお買い求めの時、処方箋が必要となります。」 | ブランド(メーカー)単位と明記 |
| クリアコンタクト | 提出義務を明記した記載は確認できませんでした。規約ページにあるのは、眼科で処方されたレンズを注文するよう求める案内 | 確認できず |
| レンズアップル | 「ご注文時に処方箋の提示が必要な商品のみ、医療機関が発行した処方箋の画像を撮影し、当店指定の方法にてご提示いただいております。」 | 商品ごと。提出方法・記載事項まで規定 |
4社に共通していたのは、全品一律の提出義務という書き方をしていないことでした。
書かれているのは「対象の商品にのみ求める」という形です。そして対象の決まり方が
商品単位とブランド単位に分かれていて、どれが対象かは各社のページを見るまで
分かりません。
読む側にとっての意味は1つです。買おうとしている商品が対象かどうかは、
その商品のページで確かめるしかありません。 提出を求められない商品でも、
4社とも眼科の検査・定期検診を受けるよう案内しています。

写し間違えて届いたら、戻せるのか
| 未開封のとき | 開封・使用後 | 期限 | |
|---|---|---|---|
| アットレンズ | 可。「交換は同一商品で度数交換のみ承ります」。未開封・商品外箱の破損なしが条件 | 不可。「90枚パックの製品は、90枚入りの外箱を開封すると返品・交換の対象外となります。」 | 到着後30日以内・未使用未開封(包装フィルム含む) |
| アイ・ライフ・コンタクト | 可(交換のみ)。「開封前の商品でしたら、交換もお受けしております。(送料はお客様負担となります)」 | 不可。「商品の性質上、基本的に返品はできません」 | ご利用ガイドは到着後14日以内に返送。特定商取引法のページには1ヵ月以内と14日以内が併存 |
| クリアコンタクト | 「未開封・未使用に限り可能です。」(度数・BCの間違いを名指しした条文は確認できず、一般の返品・交換規定) | 不可。「開封された商品・ご使用になられた商品」は返品を受けられないと明記 | ご利用ガイドは到着後14日以内に返送。特定商取引法のページには1ヵ月以内と14日以内が併存 |
| レンズアップル | 可。「未使用・未開封(包装フィルム含む)の商品に限り、商品到着後30日以内のレンズデータ交換を承っております。」 | 原則不可。ただし対象マーク付きの一部自社ブランド商品は「ご使用後でも返品OK」と記載 | 到着後30日以内 |
4社に共通していたのは、開けたら原則として戻せないことでした。
包装フィルムまで含めて未開封であることを条件にしている社もあります。
だから確認のタイミングは、届いた日の、箱を開ける前です。
注文の控えと、届いた箱の印字を突き合わせる。ここを飛ばして1枚使うと、
上の表の左側の列は使えなくなります。
なお、アイ・ライフ・コンタクトとクリアコンタクトは、同じサイトの中で期間の
記載が食い違っていました。ご利用ガイドは14日以内、特定商取引法に基づく表示の
ページには「1ヵ月以内にご返送ください」と「14日以内にご連絡いただいた場合のみ
返品に応じます」が両方あります。どちらが適用されるかは公開ページからは
判断できませんでした。短いほうに合わせて動くのが無難です。
交換にかかるお金と、手順の順番
| 返送料 | そのほかにかかるお金 | 返送の前の連絡 | |
|---|---|---|---|
| アットレンズ | 客負担。「交換の際の送料・手数料はお客様負担となります。」 | 「送料や振込手数料等、返品にかかる費用をご負担いただいております。」金額の記載は確認できず | 必須。「商品の返送前に必ずメールにてご連絡くださいますようお願い致します。」連絡後10日以内に返送 |
| アイ・ライフ・コンタクト | 客負担。「(送料はお客様負担となります)」 | 「発送時の送料・返品時の送料・返金時の手数料はお客様でご負担願います。」金額の記載は確認できず | 必須。「返品条件をご確認の上、下記までご連絡ください。」 |
| クリアコンタクト | 客負担。「(送料はお客様負担となります)」 | 「発送時の送料・返品時の送料・返金時の手数料はお客様でご負担願います。」金額の記載は確認できず | 必須。「返品条件をご確認の上、下記までご連絡ください。」 |
| レンズアップル | 客負担(客都合の場合) | 再送料550円。「商品の返送費用とは別に、ご希望のレンズデータを再送するための送料「¥550」のお振込みが必要です。」 | 必須。返品を希望する商品名と箱数を添えて、問い合わせフォームから連絡 |
金額まで公開されていたのは、レンズアップルの再送料550円だけでした。
返送料そのものは4社とも負担者が書かれているだけで、いくらかかるかは
書かれていません。
そして4社とも、返送の前の連絡を求めています。
黙って送り返すと、期限の中でも条件を外れます。アットレンズはさらに
「連絡後10日以内」という二段目の期限を置いています。
つまり写し間違いの代償は、金額そのものより手順と日数です。
未開封であっても、連絡して、送り返して、届き直すのを待つことになります。
注文を確定する前の30秒が、いちばん安い確認です。

注文画面に進む前に、5行だけ書き出す
画面を開く前に、次の5つを紙かメモに書き出してください。
1. 商品名(メーカー名と、1箱の枚数まで)
2. 右目のBCと度数、左目のBCと度数(左右で違うことがあります)
3. DIA(入力欄が出ない店でも、商品ページの表示と手元の値が合っているかを見る)
4. 乱視用・遠近両用なら、追加で指定する項目
5. その商品が処方箋の提出対象か(対象なら、紙に必要な事項が揃っているか)
そのうえで、注文を確定する前に2をもう一度見てください。
左右を取り違えても画面はそのまま通ります。止まる機会は、
届いて箱を開ける前までしかありません。
埋まらない欄があるときは、注文ではなく眼科へ行ってください。
処方箋や、今使っているレンズの箱が、そのまま写す元になります。
通販の画面は、決めるための場所ではなく、決まったものを写す場所です。
各社のページを見る
条件を確認したうえで見に行く場合は、こちらから。並び順は優劣ではありません。
リンクの文言は各社が用意したものをそのまま使っています(最後の1つだけ楽天の検索結果です)。
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確認できなかったこと
以下は各社の公開ページで見つけられませんでした。
- アイ・ライフ・コンタクトの商品ページの入力欄の構成。 よくある質問に 「BC(ベースカーブ)」「度数」の語があることまでは確認できましたが、 実際の購入ページでどう選ばせているかは今回確認していません
- 各社の選択肢の範囲。 BCや度数の刻み・上下限は商品ごとに違います。 今回開いたのは各社の代表的な商品ページ1〜2点だけで、全商品を見たわけではありません
- 乱視用・遠近両用で追加される入力項目の中身。 アットレンズの乱視用に 乱視度数の選択欄があることまでは確認できましたが、他3社の乱視用の商品ページは 今回開いていません
- レンズの外箱・個包装の印字と、各社の選択肢の表記が一対一で対応するか。 表記の揺れをどう読み替えるかを説明したページは確認できませんでした
- 家族の分をまとめて注文するときの、処方箋の名義。 レンズアップルの必須記載 事項には「患者様名(フルネーム)」が挙がっていますが、代理で注文するときの 手順を定めた原文までは今回確認できていません。まとめて注文する予定があるなら、 注文の前に窓口へ確認してください
- 処方箋をあとから提出する方法の期限。 レンズアップルには提出の タイミングについての案内がありますが、期限を定めた原文は今回確認できていません
- アイ・ライフ・コンタクトとクリアコンタクトの返品・交換の期間。 ご利用ガイドは14日以内、特定商取引法に基づく表示のページには1ヵ月以内と 14日以内が併存し、さらに同じページに「お客様都合による返品はお受けしておりません。」 という一文もあります。どれが適用されるかは公開ページからは判断できませんでした
- クリアコンタクトの、度数・BCの指定間違いを名指しした交換規定。 確認できたのは、未開封・未使用を条件とする一般の返品・交換規定だけです
- 交換品が届くまでの日数(4社とも確認できませんでした)
購入前にこれらが重要になる場合は、直接問い合わせて確認してください。
確認できた内容をご連絡いただければ、この記事にも反映します。
処方箋が要るかどうかは コンタクトレンズの通販に処方箋は要るのか に、
決める順番は コンタクトレンズをネットで買うには にあります。
出典
- アットレンズ:よくある質問/ご利用ガイド/商品ページ/特定商取引法に基づく表記
- アイ・ライフ・コンタクト:よくある質問/ご利用ガイド/特定商取引法に基づく表示
- クリアコンタクト:ご利用ガイド/ご利用規約(返品・交換について)/商品ページ
- レンズアップル:よくある質問(処方箋・レンズデータ交換)/会社概要・特定商取引法に 基づく表記/商品ページ
いずれも2026年9月11日時点で各社が公開していた内容です。
条件は予告なく変更されます。
ご購入の前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
